ホワイト企業で働くには、まずブラック企業の定義付けをしなくてはなりません。
僕はこのようなルールを設けて、これらをクリアした会社をホワイトと仮定しました。
●体育会系的な会社は避ける(面接時に判断)
理由は、僕には全く合わないとブラック経験で分かったから。
●愛想笑いの多い会社は避ける(面接時に判断)
理由は、面接者でも分かる程の歪んだ空気だと判断出来るから。
●中小零細で同族会社は避ける(事前に判断)
理由は、この規模だと会社が完全に私物だから。最悪息子や孫が遊びに来る。
●社員20人以下の会社は避ける(事前に判断)
理由は、経営者の介入が行き届くだけの人数だから。
●総務や人事に経営者の親族がいる会社は避ける(面接時に探る)
理由は、実質的に同族会社みたいなものだから。
●社名に経営者一族の苗字が入っている会社は避ける(事前に判断)
理由は、経営者の自己顕示欲の強さがにじみ出ているから。
●夜9時に電話をしてみて普通に出る会社は避ける(事前に確認)
理由は、それが日常だと判断出来るから。普通は業務終了の案内を流す。
●モノを右から左に受け流してるだけの会社は避ける (事前に判断)
理由は、医療関係など専門的な物以外では時代の限界だと感じるから。
●新卒も中途も常に募集している会社は避ける(事前に確認)
理由は、年がら年じゅう人が辞めてると予想出来るから。逆にどちらかのみなら狙い目。
●法律的におかしなルールが複数ある会社は避ける(面接時に探る)
理由は、経営者の歪んだ介入度の高さが判断出来るから。
●セミナー等にハマっている経営者の会社は避ける(面接時に観察)
理由は、定まっていなきゃならないものが定まっていない証拠だから。
●宗教的なものにハマっている経営者の会社は避ける(面接時に観察)
理由は、宗教は自由だと思うけど、大抵押し付けと洗脳が強要されるから。
●鬼ノルマ系の話をよく聞く業界は避ける (事前に判断)
理由は、実質人間が使い捨てで耐え抜けるのは体育会系+頭の回転の速い人だけだから。
●営業系なのにノルマ全くなしも避ける(面接時に探る)
理由は、一部独占に近い専門的なルートを除いて売るものが無い証拠だから。
●タイムカードの機械が設置されていない会社は避ける(面接時に確認)
理由は、残業代という概念が無い会社である可能性が高いから。
●土日祝日休みじゃない会社は避ける(事前に確認)
理由は、嫌だから。
●残業代の出ない会社は避ける(面接時に確認)
理由は、法律違反だから。
●全国転勤のある会社は避ける(事前に判断)
理由は、嫌だから。
●有給休暇を実際には取れない会社は避ける(面接時に確認)
理由は、法律違反だから。
●正社員以外は避ける(面接時に確認)
理由は、嫌だから。
これは僕にとってのホワイトになります。
見て分かる通り、ホワイトの定義は人によって全然変わります。
僕の場合は給与へのこだわりが低いので、ルールに含まれていません。
これに該当する企業や職場を探して面接にこぎつける、この作業を繰り返すのみです。
履歴書と職務経歴書は大量生産が求められるので、全部データで準備しました。
手書きの方が気持ちが伝わるなんて言われますが、とにかくやたら字が汚いので、
データで作った方がよっぽど見やすい事と、個人的にはそこに気持ちを感じない事と、
そんな気持ちで判断されるような会社はブラックなんじゃないか?という思いから、
例え大量に必要でなかったとしても最初から手書きで用意する気はありませんでした。
具体的な企業探しは
ハローワークと
DODAのみを使いました。
理由はどちらも、実質的に、就職ではなく転職に特化したサイトだからです。
別にリクナビNEXTやマイナビ転職でも良かったのですが、
新卒のマイナビからこのブラック企業に入社してしまった経験から、
トラウマというか、そういった特に意味のない感情から使うのを避けました。
有名な所はブラック率も高くなる印象があり、厳選する手間を省く意味でも避けました。
これまでの経験や技術に何か自信を持てるものがあるなら、あるいは、
これまでの経験の何がキャリアとなるのか、考えてもイマイチ分からないなら、
I amなどの転職支援系のエージェントを使ってみるのもいいとも思います。
実際に何が価値あるキャリアとなるのかは、素人がいくら考えても答えは限られてきます。
それで飯を食ってるプロがいるわけですから、その人に教えて貰うのが一番手っ取り早い話。
本人が何とも思っていない事が、意外にも凄いキャリアになる可能性だってあるわけです。
別にここじゃなくても、ある程度の規模のエージェントならどこでもいいと思いますが、
どうせタダで見てくれるわけですから、使えるものは片っ端から使ってみるべきです。
転職活動をするとなると、何かと登録や、履歴を記入するような状況が多く、正直面倒ですが、
人生かかった一大事である以上、こればかりはめんどくさがらずに、やりきってしまいましょう。
話を
ハローワークと
DODAに戻します。
何故、この2ヶ所を使ったのか。
ハローワークのサービスだと規模がどうしても小さい会社も多いのですが、
その分競争倍率も低く、中には掘り出し会社もあると判断して探していました。
現在の転職の状況や、賃金や勤務体系の「相場」を感覚的に掴む意味もあります。
また実際に足を運べば、失業中の様々な相談も出来るので情報集めにも便利です。
何より、就職に関する現実の地獄絵図を目の当たりにする事で、気が引き締まります。
DODAでの狙いは非公開求人です。
コネが無くても入れる可能性があるホワイト企業、
そんな求人がもしあるとするなら、それはいったいどこにあるのか。
勿論他にもあるのでしょうが、考えた末に辿り着いた答えがそれでした。
考えてみれば、ホワイトな求人というのはそれだけで非公開でありたいものなのかもしれません。
僕の入った会社はとても個人情報に厳しく、社内の物を持ち出す事も一切禁じられています。
あまり詳しくは書けませんが、扱う仕事の内容によっては求人さえも非公開にしたい、
そういう求人は世の中に沢山あるでしょうし、そういう所こそホワイトなのではないでしょうか。
企業がブースを設けて行う合同の転職フェアのようなものは一度だけ行きましたが、
結局あれは新卒採用時のそれと同じで、ブラックの中に光る原石を探す場であって、
その後の転職活動に役立つようなものは、特に見当たらないよう感じました。
面接は全て、かなり強気に受けました。
元々面接は苦手ではなかったし、営業で更に鍛えられたので、
気持ちの上では面接というよりも飛び込み営業の感覚で行いました。
先に決めた条件から、どうしても専門職、技術職が多かったのですが、どれも未経験。
でも「やります」「覚えます」こう言い切るしかないじゃないですか。
だからそこには一切の迷いを断ち、嘘は付かずにハッタリをかます!
矛盾しているようですが、気持ちとしては本当にそんな感覚でした。
あとは面接の中で何かしらいい印象を持ってもらえるように心掛けました。
当り前の事と言えばそうなんですが、頂いた名刺を名刺入れで座布団にしたり、
行く前に電話で時間通りにお伺いしますと連絡を入れたり、先に挨拶をしたり。
ここで意識したのは、社会人になる前までは知らなかった事をやる、という事です。
そんなこんなで、3週間で面接を受けたのは15社。
結果4社から内定を頂きました。それでもまだ強気を続けます。
一番安全だと思った1社を除いて、全て1ヶ月間の保留を希望しました。
どうして1ヶ月保留なのかも全て正直に伝えました。嘘も揉め事も面倒です。
もし無理でしたら申し訳ありませんが辞退させて頂きますと伝え、待ってもらいました。
働いてみて、安全を確認して、辞退を申し入れました。
これが、僕のブラック企業からホワイト企業への転職に成功した時の行動の全てです。
結局地元では納得のいく会社が見つからず、地元よりの東京で働いています。
自分で決めた全ての条件を満たした、中途しかいない狙い目に転職する事が出来ました。
元々はその会社の別業種での求人だったのですが、面接だけでも受けさせて下さい!
と飛びついた事、その会社では自分が最も若かった事、自分の得意な事、
(とは全く考えてもいなかった事)が会社の求めるものとマッチしていた事、
会社がたまたま忙しく、ちょうど人手が欲しいタイミングであった事、
会社で働いている人が、皆それぞれ激ブラック出身者であった事…。
運もあって、ホワイトへの転職に成功しました。しかも月給まで若干上がりました。
ボーナスも残業代もちゃんと出るので、今までの年収とはとんでもない差が付きます。
正直、働く事って楽しい、なんて思っています。こんな事思える自分が気持ち悪いです。
元々働く事は好きではなかったので、これもブラックを先に経験したお陰だと思っています。